■来日してみて日本の印象はどうですか?
Prodigy : クールだよ。日本は大好きな国の一つだ。
Havoc : I Love It!
■どんなトコが?
Havoc : 全てだよ。全て!
■シーンでフレッシュで居続ける秘訣は?
Prodigy : イイと思う音楽を創り続けるだけだよ。俺はクールな音が好きなだけだ。
Havoc : 音楽は俺の人生そのものだ。それが俺の生き方なんだ。
■”Poetical Profit”から”Mobb Deep”へと改名した理由は?
Prodigy : あのときは、他の名前が必要だったんだ。Poetical Profitもクールな名前だったけど、Mobb Deepの方がよりハードで当時の俺たちにはピッタリだったんだよ。
Havoc : 俺たちがその名前を使ってたのは確か13歳とか14歳だったよな。そのときはグループだったんだ。何か違うコトしたくて名前変えたんだよな。
■G-Unitに加入して大きな騒ぎになりましたが、その経緯は?
Prodigy : 50 Centが俺たちに直接電話してきたんだ。それからミーティングして……。要は、G-Unitは俺たちに最高の条件を提示してきたってことだ。
■最高の条件というと?メジャーなレーベルとの違いは何ですか?
Prodigy : 50 Centは俺たちの大ファンだって言ってきた。だから俺たちにとって条件の良い契約をしたいだけだってな。50 Centは、メジャーレーベルの権力者のように年寄りでもないし、何より音楽を愛してる。だから、アーティスト視点での契約が実現したってことだ。
■G-UnitをディスすることはMobb Deepをディスすることだという記事を拝見しましたが、グループやレーベルはそうあるべきだと思いますか?
Prodigy : 俺たちはG-Unitだ。ただそれだけだよ。50 CentはMobb Deepだし、Mobb DeepはG-Unitだ。50 Centをディスするってことは、俺たちMobb Deepにも文句があるってことだな。
■注目のニューカマーはいますか?
Prodigy : G-Unitの新人アーティストにハイトブラーって奴に注目だな。その内、俺たちも何曲か提供しようと思ってるよ。Havocも新しいアルバムの制作に取り掛かってるし、Lloyd Banksのニューアルバムもリリース間近だ。でもまぁ、G-Unit的には、ハイトブラーが実力派の若手だな。
■Havocへの質問です。起きて最初にすることがビートを創ることというスタイルは相変わらずですか?
Havoc : もちろんだよ。起きたらまずビートを創る。一日の始まりだな。
■Prodigyへの質問です。ライムし続けるのはなぜですか?
Prodigy : それが俺の人生だからだよ。
■あなたにとってのHip Hopの定義とは何ですか?
Prodigy : Hip Hopの定義? そうだなぁ、”人生”だな。音楽、ファッション、流行……
■Hip Hopの5エレメンツは?
Prodigy : 5エレメンツ? 知らないな。そんなのラップを専攻している大学生が言いそうな言葉だよな。とにかく、Hip Hopっていうのは、ライフスタイルなんだよ。
■最後に残ったチキンを巡って発砲があったと聞いたのですが、本当ですか?
Prodigy : (大爆笑)
Havoc : 黒人から残ったチキンを奪っちゃダメだろ。
■ということは、本当なんですね?
Havoc : 俺の家に友達が何人か遊びに来ていたんだ。そしたら誰かが、最後に残ったチキンを食べちまって、それに怒った他のヤツが撃っちゃったんだよ。誰も死んでないぜ。クレイジーだよな。
Prodigy : (大爆笑)
■記事にしても大丈夫ですか?
Prodigy : お好きにどーぞ
■日本のファンにメッセージをお願いします。
Prodigy : アルバム買えよ。Mobb Deepのサポートよろしくな!
Havoc : 日本のヘッズからは、たくさんの愛情を感じるぜ。何をするにしても決して諦めるな。自分の人生で必要だと思うことに取り組むんだ。”自分”を確立するんだ。”誰か”になんてなりたくないだろ。
Intervew & Text: sassyism
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