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■簡単な自己紹介と最近の動向をお願いします。

Hip Hop界最大のエロソング「Put It In Your Mouth」をヒットさせたAkinyeleだ。あの曲のヒット後に全米のストリップクラブをツアーして回ったら、クラブの開店セレモニーにも呼ばれ始めて、そこから自然に活動のフィールドがストリップクラブに移っていったんだ。Heather Hunter(黒人の元人気ポルノスター)がこの業界のイロハを教えてくれたね。ストリップは人間の本能を表現している芸術だと思っているから、本当に美しく、同時に楽しいんだよ。オレはストリップはしないけど、自分自身を”ストリッパー”だと呼んでいるんだ。どのストリッパーよりも現場にいる時間が長いし、オレ自身もストリップクラブを何件か経営しているからな。こっちは嫁のPrincess(上の写真 右)で、こっちは恋人のLayla(上の写真 左)だ。みんなでいつも楽しい時間を過ごしているぜ。世界中を旅して、人生楽しんでいる姿がリアリティ番組になる予定なんだ。撮影も順調だよ

 

■リアリティ番組ですか?差し支えなければ内容を教えてください。

オレたちの日常だよ。全米各地のストリップクラブをツアーしているからな

 

■最近は全然音楽活動をされていないんですか?

全然。音楽業界には楽しい思い出がいっぱいだけど、今、お金の集まり何処は音楽業界じゃないからね。アーティストは作品でお金を稼いでるんじゃなくて、ショー(=ライヴ)で日々生きてるモンだろ。オレは一生ライブして回れる曲に巡り会えたんだから、本当にラッキーだったと思ってる

 

■「Low」「In Love With Stripper」ほか、ストリップクラブでのヒットによって、記録的セールスを生んだ楽曲が昨年はいくつもありましたね。

そうみたいだな。とは言っても、オレの場合、ホットなストリッパーは自信を持って紹介できるけど、ストリップクラブで流行ってる曲なんてどれも同じだと思ってるんだよ(笑)。流行の音楽をチェックするより、旬の女のコを発掘して引き抜くことの方がよっぽどオレの性にあってるからな。音楽に対する熱い気持ちは持ってるけど、オレの財布はそこには預けてないってことだ。愛しているけど、そのために生きるつもりはサラサラ無いね

 

■他にもビジネスを展開させているの?

マクドナルド、ピザハット、ホワイトキャッスル、バーガーキング、どれもファーストフードだろ?それと一緒で、オレも一種のビジネス展開のみにしてる。”SE”、それだけだ。もしそこから派生させるにしても、コンドームやタンポン、その辺りまでだ。オレの1991年にファーストアルバム『Vigina Diner』を発表したときから、考え方はブレてないぜ

 

■音楽業界とSEX業界の類似点、相違点を教えてください。

ミュージシャンが音楽を作ったり、パフォーマンスするのは、女のコにしゃぶってもらいたいからってことはどこの業界も一緒だな。つまり男が欲している物ってのは、業界関係無く同じで、女性は大切なモチベーションってことだ

 

■今後のご予定は?

とりあえず、今抱えているビジネスをキープさせることだな。オレは計画を立てることが何よりも嫌いなんだ。毎年、新年に”今年こそはオレの1年になるぜ!”みたいな感じの目標を立てるヤツがいるだろ?オレは毎年”今年もオレの人生を生きるぜ!”って誓っているんだ(笑)。来年は家族を増やすのも良いかもな。Layla、Princess、オレとの生活を語ってやれ

Layla: 彼は素晴らしい人だし、私の願いを全て叶えてくれるの

Princess: 私たちに必要な物、コトは、彼がすぐに用意してくれるわ。例えば、私たち、ランジェリーのお店をオープンさせるのが夢だったんだけど、それを叶えてくれたのは、Akinyeleだったのよ

オレに実現不可能なことはないね(笑)。オレたちほど、人間の本質に触れている人間はいないと思うね。彼女たちは服を脱ぐのが仕事だ。それを咎める人間もいるだろうが、オレが見て来た限り、普通の女のコの方が”ヤリマン”だし、嘘つきだと思うね。エンターテイナーたちは、エンターテイメントの境界線を心得ているから、嘘をつく必要がないんだよ。だから、オレはエンターテイナーたちと結婚したんだ。それは音楽にも共通していて、オレの音楽は幸運なことに、人種や文化、言語が違っても、誰もが理解できるネタを扱ってたんだ。つまり”SEX”だ。プロジェクトの現状やギャングの日常なんて、みんなが共感出来るハズないけど、”オーガズム”の気持ち良さは、説明しなくても解ることだろ(笑)

 

■最後に、動向を気にしているファンにメッセージを。

安全なSEXしろよ!オレの曲を聴いて遊びまくれ。「Put It In Your Mouth」は世代関係無く愛されている名曲だから親子で楽しめるぜ

 

Interview & Text: sassyism