■ニューアルバム『Can’t Give Up』の制作期間はどれくらいでしたか?
そんなに長くなかったわ。制作っていうスタンスじゃなくて、単に曲を創ってたら、次々アイディアが浮かんできて、流れに身を任せてただけなのよね。前2作は、「みんなに気に入ってもらえるかな?」とか不安でいっぱいだったけど、今作は、自然と出来上がった作品なの。とっても良い出来よ。
■アルバムのタイトルでもあり、リードシングルでもある「Can’t Give Up」は、力強いメッセージと、Arrested DevelopmentのSpeechとの掛け合いが最高のケミストリーを生んだ曲ですね。
Speechとは2年前からの付き合いなの。彼とは、連絡が途絶えることなく仲良くさせてもらってたわ。ある日、私が落ち込んでいるときに、スピーチが「顔を上げて。大丈夫だから。耳が聞こえる限り、キミは乗り越えていけるよ」って言ってくれたの。このときに、アルバムのタイトル、コンセプトが決まったのよ。
■Speechとのレコーディング秘話があったら教えてください。
彼は、いつでも準備万端で、ビートを聴かせさえすれば、後は彼に任せるのみ。最高のフロウを聴かせてくれるわ。私、彼とのレコーディングはすごく緊張したのよ。Speechは、ライヴバンドでHip Hopした初めての人なのよ! 目標とすべきアーティストよね。
■「Put ‘Em Up」では、80年代テイストが斬新なトラックですね。
私は80年代音楽の大ファンなの。Afrika BambaataaにMadonna、楽しい気分にさせてくれる音楽ばかりよね。フックの部分で、私が中指を立てると思った人も多いと思うけど、私はみんなにピースサインを求めてるのよ。他人の国を侵略するために命を掛けるんじゃくて、みんなが団結してピースサインを掲げれば、もっと楽しい日常になると思わない?
■ジャケットのデザインは、日本を代表するペインターDRAGON氏の作品ですね。
彼の作品はどれも素晴らしいわよね。次に来日するときは、私のステージで、ライヴペインとして欲しいと思ているのよ。
■最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
みんなに会いたいわ! どんなときでも顔を上げて、夢を追い続けるのよ。諦めちゃダメ!誰にも邪魔されないように頑張って!
Interview & Text: sassyism