■前回の来日と今回で違いを感じますか?
今回の方が、より気分が良いよ。来日できるのを心待ちにしていたし、今回はパフォーマンスもするしね。ファンのみんなに会って、話ができたりするのが本当に嬉しいんだ。
■貴方から見た日本の同世代の印象は?
同世代っていうか、日本の文化的な面を考えると、日本人はみんな働き者だし、すごく親切で、そういうイメージしかないね。
■日米のティーンエイジャーのファッションを比べるとしたら?
そうだなぁ。アメリカのティーンエイジャーは、重ね着とかはあまりしない気がするね。日本人は、レイヤードが上手いよね。すごくドープだと思うよ。
■プロムには行かれましたか?
MTVの企画でね。僕みたいに10代から仕事している人間にとっては、あれは正真正銘の”プロム”だよ(笑)
■アルバム『21』では、前作よりもグッとセクシーなオーラを発していますが、今、恋愛してますか?
今はシングルだよ。アルバムの制作中はガールフレンドがいたし、良い作品を完成させる上で、すごく助けになってくれたと思う。でも別れちゃったんだ。
■恋愛しているときと、そうでないときの差が大きい方ですか?
僕の書く歌詞には大して影響していないと思うけど・・・理解して欲しいのは、僕のベースは、あくまで”家族”と”友達”なんだ。彼らに対する愛情は、決して冷めるモノじゃないからね。女のコに関しては・・・正直なトコロ、シングルでいる方が気楽なんだよね。その方が、音楽に集中できるし、人を喜ばせるのって、難しいじゃん(笑)?
■もう22歳になられましたが、21歳という年齢を言葉で表現するなら?
ラスヴェガス!21歳からギャンブルできるからね。
■ティーンエイジャーの頃と比べて何が違いますか?
絶対的に、物事への捉え方が大人になったと思うよ。好きなタイプも、大人な考えを持った女のコにシフトしたしね。例えば、18~19歳でも、落ち着いた考えを持った人っているだろ。そういう女性と一緒にいたいと思うようになったね。自分が何を欲しているのか、それをしっかり解っている女性は魅力的だよ。それって、自分への自信の表れだと思うからね。
■”大人な考え”を持っているということが、彼女候補には必須だということですね。
“自分”をしっかり持っている女性は魅力的だし、お互いに成長できるからね。
■ガールフレンドと一緒のときに歌ってあげたりしますか?
音楽を流して、一緒にダンスしたりはするよ。
■素敵ですね。ご自分の歌は歌われないんですか?
ちょっとキザすぎるから歌わないよ(笑)。例えば、彼女のために作った曲だったら、歌うと思うけど……
■アルバムから、彼女に歌ってあげたい曲を選ぶとすると?
「That’s Sexy」かな。
■声の調子を保つために必ずしていることはありますか?
紅茶を飲むようにしているよ。ハーブティーとか、喉に良さそうなモノを選んで、ショーの前には、必ず飲むようにしている。
■ウォームアップにはどれくらいかかりますか?
平均して10分~15分くらいかな。20分~30分かけるときは、かなり入念な方だね。
■ご自分の才能に目覚めたきっかけは?
特に考えたこともないけど、家族中で音楽が大好きだからね。感謝祭や親戚みんなで集まるときなんかに、楽しむためにパフォーマンスしてただけなんだ。そこから派生したんだろうね。
■映画「You Got Served」でのバク宙シーンはアドリブだと聞きました。
そうなんだ。その場のノリでやってみたら、大好評でさ。超クールだったよ。
■ダンスを始めてどれくらいですか? また、踊り始めたきっかけは?
僕のママはダンサーなんだ。11歳か12歳のときに、タップを始めたんだけど、ママが「Omarion、歌を歌ってみれば? シンガーは女のコにモテるわよ」って言われて、歌い始めたんだ(笑)
■ショーケースとバトルでの違いをおしえてください。
ショーケースは、よりクオリティを追求するよね。そのために何日もリハをして”商品価値”を高めるんだ。バトルは、即興だから、その一瞬で抜きん出ることをしなきゃいけないんだ。そのために、集中力を高める必要があるよね。
■どちらが好きですか?
個人的には、バトルの方が好きかな。そのときの感情がモロに出るから、すごく正直だろ。
■尊敬しているダンサーは?
Electric BoogaloosとPoppin Tacoだね。
■リズムを取るコツってありますか?
コツ? 音楽を聴くことだよ。音楽を聴くときに、ドラムの音に注意することだね。ドラムは基本的にテンポを保つ音だから、それに沿ってれば問題ないよ。ドラムの音が聴けるようになったら、後は、思うように動くのみ!
■歌うコト、踊るコトは、貴方にとってどういうコトですか?
表現法であり、僕の生きる術を家族に証明しているって感じかな。イラつくことがあった日でも、ダンスすることでプレッシャーや問題を回避できるんだ。パフォーマンスのためのアドレナリンがわき上がってきて、他のことを忘れさせてくれるよ。
■オフの時間の過ごし方は?
とにかくノンビリ過ごしてるよ。リラックスすることは大切だよね。僕は常に働いているから、時間が空いたらひたすら睡眠を取るようにしているよ。
■日本のティーンエイジャーにメッセージを!
何が起ころうと、常に希望を持ち続けることだね。今後も、生きて行く上で“学生”であることを心掛けるのも大事だよ。人生常に勉強だからね。
Interview & Text: sassyism