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■新アルバムの『Pray For Reign』について、タイトルの由来やコラボ相手、プロデューサー等について教えてください。

別にこのタイトルにしようと思ってつけたものじゃないんだ。今まで俺がやって来たこととか、そういうのを色々考えたらこれしかなかった、っていうか。 Reignっていうのは王者が君臨する、とかそういう意味があるんだけど。前よりもじっくり音楽と向き合うことが出来たし、俺は音楽もハッスリンの手段として考えてるから、1年に1枚はアルバムを出すようにしてるんだけど、前はビジネス面も全部自分でやらなきゃいけなかったのに比べて今回は音楽そのものに集中できたしな。何人かのプロデューサーとコラボしたよ。Chink Santanaにはシャウトアウトしとかなきゃな。Ron Browz、No I.D.も。あとはJuelz Santana、Ludacris、俺の手掛けてるアーティストも参加してる。それからRyan Leslie、Busta Rhymes、あとWeezy(Lil Wayne)も参加してくれたし。クールなアルバムになったよ。

 

■レコーディング期間はどのくらい?

ツアーに出てない時にはスタジオに入るようにしてたし、ツアー中でも出来る時にはレコーディングしたりもしてたから、この4年くらいは撮り貯めてたんだけど、 このアルバムを意識してレコーディングをしたと言えば14ヶ月くらいかな。全部で60~0曲くらいはあったよ。

 

■アルバムに収録する曲はどうやって決めていったの?

周りのヤツらに聴かせて反応を見たり。そんなに難しいことじゃないけど、あまりにも出来のいい曲の中から1曲に絞る、とかはさすがに大変だったな。

 

■Ron Browzの名義でプレイされていた「Pop Champaign feat. Jim Jones」があなたの名義に変わりColumbiaでリリースされた経緯を教えてください。

ある日ラジオでヤツの曲がかかってたんだ。Ron Browzがアーティストになりたがってるのは知ってたから電話してスタジオに呼んで、ヤツの曲にヴァースを提供したんだ。そうすればヤツのキャリアにも役立つだろうと思ってね。それが今じゃ現象みたいなビッグ・ヒットになったんだ。俺達が思ったよりもずっとデカいものになったけどな。ヤツはハーレム出身だけど、俺よりも若いし、昔からのフッドの仲間とかじゃないんだ。ビートを通して知ったんだよ。ハーレムでは俺達みたいに知られてるって訳じゃないし。

 

■初めて「Pop Champaign」を聴いた時にはどう思いましたか?ああいうキラー・チューンはどんなアーティストも喉から手が出るほど欲しいトラックですよね。

初めて聴いた時は今までのトラックともかなり違ってる曲だったし、「これはイケる」と思ったよ。スタジオから家に帰る途中のクルマの中で聴いたんだけど、何度か繰り返して聴くうちにどんどん気に入ってったのさ。

 

■いつこの曲があなたのニューアルバムでキーとなるシングルであると確信したのですか?アメリカ各地でどんな反応がありましたか?

あの曲を俺がライセンス契約した時さ(笑)。どこに行っても反応は最高だよ。ああいうトラックがあるっていうのは有り難いね。特に「Ballin’」みたいなビッグ・ヒットを飛ばした後だったし、またああいうデカいヒット・チューンで俺の名前を出していけるってのは最高の気分だな。

 

■この曲は色々とリミックスも登場している様ですが、オフィシャル・リミックスっていうのはあるの?

どれもオフィシャルじゃないよ。皆がそれぞれやりたいようにやってるけど、俺達も好きな曲があったら自分達でヴァースを加えて、それがラジオでかかれば上等、みたいなこともあるし。Mixtapeではよくやる手口だね。あ、でもT-Painのヴァースを加えたオフィシャルを今やってるところだよ。あと何人かに声をかけて、もっとラジオ・プレイを延長させていければとは思ってる。

 

■Ron BrowzもMotownとソロ・アルバムの契約をしたはずですが、彼のアルバムにも収録されるのですか?

多分。あいつのアルバムが出る頃までこの騒ぎが続いてるかどうかは知らないけどな。でも俺のアルバムに入ることは確かだよ(笑)。

 

■インディペンデントとしてアルバム制作とプロモーションを自らがして、ディストリビューションのみをKoch Records に委託し、大成功を収めました。その結果、あなたはヒップホップマーケットに新たなビジネス・モデルを作り、多くのアーティストがKoch Recordsを注目しました。そのビジネスモデルのアドバンテージとは?またディスアドバンテージとは?

別にアドバンテージはないよ。ただ俺には失うものは何もなかった、ってことくらい。カネの面では、労働倫理がちゃんとしてれば、沢山売れば売る程手に入るものではあるけど。よくインディじゃ儲からないとか言うヤツもいるけど、それは仕事の仕方が間違ってるからだな。ちゃんとやるべきことが分かってるヤツならそんなことは言わねえだろうな(笑)。

 

■それが今回は超メジャーのSONYを手を組むことになった訳ですが、その背景は?メジャー・レーベルには何を期待していますか?

もっとリソース(商品を売るためのツールやシステムが豊富なこと)に長けてるってことだよな。マシーンがデカけりゃデカいほど、これまでは届かなかったところにリーチ出来るはずだし。Koch Recordsには俺のレコードはデカ過ぎてハンドル出来ない部分もあったしな。インディペンデントであれだけ出来たっていう自信もあるし、俺にしてみれば他のアーティストと同じだけ成功出来るはずだと思ってるから、今回はステップ・アップして、このデカいマシーンが俺に必要なプロモーションやマーケティングを担ってくれて、レコードを手渡すべき人々の手元にちゃんと届けてくれることを期待してるよ。

 

■ではKoch Recordsの仕事には満足していない部分もあった、と。

それでも俺は歴史を作ったけどな。インディでゴールド・アルバムを獲得したアーティストってのはそういないぜ。感謝はしてる。だけどメジャーではKoch Recordsがリーチしきれなかった部分までカバー出来るだろうから。今でもKoch Recordsとはビジネスをしてるし、いい経験になったよ。

 

■現在Koch Recordsとはどういう仕事をしてるのですか?

エグゼクティヴA&Rのポジションに就いたんだ。俺達のDVDとかMixtapeのディストリビューション契約もしてるし。最近はSkull GangもKoch Recordsと契約したばかりだよ。

 

■大量のMixtapeをストリートでバラ撒いていたようですが、どれだけのキッズに渡っていたのでしょうか?

Mixtapeってのはシーンで自分の評判を最先端のものにしておくためのツールだし、必ずしもアルバムを買わないようなヤツらにもリーチ出来るものだから。そういうヤツらが俺達みたいなアーティストをホットなものにしてくれてる訳だからな。成功するアーティストでいるためにはそういうヤツらの口コミが不可欠だし。それにミックステープじゃロウ(荒々しい、ナマな、というような意味)なままでいられるだろ?アルバムだといちいちプロパーなものにしなきゃいけない制約もあるけど、Mixtapeはその点自由に好きなことが言えるからもっとストリート寄りのリアルなままでいられるし。

 

■あなたがRock-A-Fella時代にDipsetとしてソロアルバムを出しませんでしたが、これはあなたが望んでいたことなのですか?出したくなかったとしたら、理由は何ですか?

ソロとしての契約が無かったからだよ。俺の契約はグループの一員としてのものだったから。ソロとしてはCam’ronが契約していて、俺はCEOだったんだ。

 

■現在もDamon Dashはあなたのビジネス・パートナーですが、Rock-A-Fella時代から変わらないことですか?音楽以外にも色々なことに手を伸ばしているという面ではかなり共通項がありそうですね?

6歳くらいの頃からDame(Damon Dashのことは知ってるからな。ヤツにもシャウトアウトさせてくれよ。ヤツがシーンにのし上がって成功したのもずっと見て来たし。俺達にも色々なチャンスを与えてくれたよ。Dipsetとグループ契約して、Cam’ronにもソロ契約をしてくれたし。ヤツには色々感謝すべきことが沢山あるんだ。ヤツは最近音楽ビジネスからは退いていたけど、俺がまだまだメイク・マネーするチャンスはある、ってヤツをまたシーンに引っ張り出してきたのさ。また前みたいなデカいサクセスを一緒に築いていけたらと思ってるよ。ヤツは戻ってきたぜ。

 

■今はDamon Dashがアナタのマネージャーなんですよね?いつ頃からのことですか?またどうして彼と組むことにしたのですか??

マネージャーじゃない、パートナーだよ。一緒にスプラッシュ・ネットワークって会社を共同経営してる。音楽、スポーツ、出版・・・色々手がける予定だよ。

 

■Byrd Gangについて教えてください。構成員、アルバムの予定などなど。

Dipsetから派生した俺のプロジェクトだけど、構成員は沢山いるよ。ブルックリン出身のMel Matrix、ボルティモア出身のNOE、それからあそこに壁画にもしたけどクイーンズのStack BundlesにはR.I.P.と言わなきゃな。ブルックリンのSandman、ハーレムのRadiations、R&BシンガーのOshy、あとニュージャージー出身のJenn、彼女はポップ・シンガーだよ。俺達はメディアの露出っていう点でも注目を集めてるし、色々と騒がれたこともあったけどビジネスとしてはいい感じになってると思う。Death Row RecordsとかMaster Pのところみたいなレベルで成功出来ると信じてるよ。

 

■構成員はどうやって見つけているのですか?自らスカウトするとか、届いたデモから選ぶとか?

Mel Matrixは俺の従兄弟だけど、他のアーティストは色々だよ。うまく説明出来ないけど、俺よりも長い間音楽をやってきたヤツもいるから、俺が有名になってこうしてビジネスをやるようになってから引き入れたケースもあるし。自分からはスカウトに出たりしないけど、まずこういうことをやるには自分の名前にちゃんとした価値がなきゃならないんだ。自分のネイバーフッドでは知られた名前じゃなきゃいけないし、俺のチームの仲間になるヤツもそれぞれのフッドで実力も評判もあるヤツばかりなんだ。そういうヤツらに俺がチャンスを与えて、ネクストレベルに導くって訳さ。

 

■一体何が起こったのですか?

(数秒の沈黙の後)わからない(笑)。わからねえよ。今キャムがどこにいるのかは知らねえけど、もしまたヤツが一緒にやりたいってなら俺に連絡くれよな。

 

■Juelz SantanaやFreakey Zeekey等Dipsetセットのオリジナル・メンバーとの関係は?

Juelz Santanaとは仕事してるし、Freakey Zeekeyともほぼ毎日会ってるよ。

 

■元々あなたは制作サイドというか、裏方的なところからこのシーンに関わり始めたわけですが、いつ頃から「自分も表舞台に」と考えるようになったのですか?

裏方にいても俺が期待するだけのスピードでカネ儲け出来ないと気付いてからだよ。その当時一番てっとり早くカネが手に入るのはアーティストになることだったから。それに俺の才能はハスリングなんだ。音楽という意味では何でも出来るマルチ・タレントって訳じゃないけど、ハッスルにかけては俺の右に出るヤツはいねえよ。俺はこれ、と決めたことに対してはがむしゃらにハッスルするし、音楽もその一つだった、ってことさ。だから、ファースト・マネーが俺の動機だった、ってことになるな。

 

■ファンからの期待が高まるあなたのニューアルバムのリリースにおいて、Lil Wayneの成功をポジティブに意識されていると思いますが、ビジネス面でLil Wayneとあなたが類似している点はありますか?

Lil Wayneにシャウトアウト。ヤツは若くして才能の溢れるアーティストだし、今年はヤツがナンバー・ワンのタイトルを手に入れたよな。ゲームもカタいし、労働倫理っていう意味でも俺と似たところがあるよ。ヤツはそこらじゅうでフィーチャー仕事もしてるし、俺も全てに俺の名前を冠していきたいと思ってるからな。俺は寝ないけど、ヤツも全然寝てないと思うよ。そこは尊敬に値すると思ってるね。

 

■また相違している点は何でしょうか?

誰も彼も色んな面で違いがあるだろ?俺とウェインもそうだよ。ヤツと毎日顔を合わせてるわけじゃないし、周りのヤツらが俺達をどう比較したりどう見てるのかは分からない。でも俺とヤツを比較するのは悪いことじゃないと思うよ。

 

■Lil Wayneとは今回のアルバムでもコラボレートしていますが、スタジオで一緒に作業したのでしょうか?

スタジオには入ってないよ、トラックを送り合っただけ。

 

■最近のその風潮ってどうなんでしょう?アーティスト同士が一緒にスタジオに入るのって相当レアなことになってますよね。

テクノロジーのせいさ。一緒にスタジオに入れた方が良いのは分かってるけど、その方が便利だし。でも何もないところから一緒に作業して何かを作り上げる方が良いマジックが生まれるよな。

 

■今回のアルバムでそのようにスタジオの共同作業から始めたコラボ相手は誰ですか?

Ludacrisとは一緒にスタジオに入ったよ。ヤツにもシャウトアウト。才能のあるアーティストだし、俺が尊敬するラッパーの一人でもあるからクールだったよ。

 

■現在あなたがかわいがっているハーレムのキッズまたはこれから期待のアーティストについて教えてください。

R&BシンガーのOshy、Young Handsome、Shoota・・・他にも何人かいるけど、なるべくヤツら全員をどういう形かで正式にリリースしてやりたいと思ってるんだ。

 

■彼らにもソロ契約やグループ契約などはあるのでしょうか?

ついこの間Mel MurderとはHOBっていうグループで契約したばかりだよ。ヤツとHell Rell、Sandmanで…

 

■見た目がどんどんと変わってきたハーレムについて何かお話ししたいことはありますか?

ああ…。色々新しい建物が出来てきてるよな。昔から住んできたような俺達みたいなヤツらにはチャンスは回ってきてないけど。

 

■数年前にDipsetとして取材した時、ハーレムでカーサービス会社を経営していたり、Juelz Santanaは洋服屋を経営していたり、そのビジネスマインドに感服したものですが、今でもそのベンチャー精神は持ち続けていますか?音楽の他に手を伸ばしていることがあれば。

このスタジオもそうだよ。カーサービスもやってるし、セキュリティ会社もやってるし。Juelz Santanaの服屋はもうないけどあの物件はあいつの所有だよ。それにオンラインで服屋をやった方がカネになるからそっちに切り替えたんだ。カネの面でもそっちの方がスマートだし。

 

■その取材の時はNY及びハーレムの不動産市場が急高騰中で、「これからは不動産だ!」と意気込んでいましたが、実際彼は不動産ビジネスにも着手したのでしょうか?アナタもハーレムの不動産に投資しましたか?

ああ、ヤツは何軒か買ったよ。俺はハーレムじゃなくてマンハッタンにスタジオを建てたんだ。

 

■音楽以外にも色々な活動が同時進行しているようですが、それらについて教えてください。

シアターで2日間プレイしたんだ。成功したよ。アルバムの出る2月にまたもう1公演やる予定になってるんだけど。それからワークアウトDVDは何億ドルっていうビジネス・マーケットだし、ここ数年は俺もカラダを鍛えてるからいいチャンスだと思って。

 

■じゃあカメラの前で腹筋を披露したりしてるわけですか?

ああ。

 

■もう出てるんですか?

ノーノー(笑)。まだだよ。春先には出せればいいと思ってるんだけど。夏に向けてカラダの準備が出来るようなタイミングでね。

 

■個人的な意見ですが、アナタとワークアウトDVDっていうのがとても意外なつながりというか。。

何でだよ?

 

■うーん、LL Cool Jとかならいかにも、なイメージなんですけどねぇ。

俺にとってはこれもビジネス・ベンチャーの一つだし、毎日ワークアウトしてカラダも鍛えてるわけだから、そこでカネ儲けするのも悪くないアイディアだと思ってな。それにダサくないやり方でシャツを脱ぐキッカケにもなるだろ?見せびらかすみたいにあちこちでシャツを脱ぐのとは違ってさ。

 

■タダじゃ俺の裸は見せねぇ!ってことですか。

そういうことさ。売春婦と同じだよ、ハッハッハ。俺のカラダが見たけりゃカネ払え!ってこと(笑)。

 

■それからNY市長に立候補!?というアイディアもレーベルからの紙資料に書いてありましたが?

NY市長になるアイディアはずっと考えてたことなんだ。Richard Pryor(黒人コメディアン。故人。)が「Brewster’s Million」っていう映画でNY市長に立候補するっていうのを見てから、イカしてる、って思ってた。それからもっと大人になって政治のこととかも知るようになって、自分が生まれ育った街の市長になるってアイディアも悪くないんじゃないか、って思うようになって。立候補したところで失うものはないだろ、落選するくらいで。

 

■オバマが大統領になったわけですしね!

(質問が終わらないうちに)そうだよ、俺が言いたいのはそのことさ!Obamaにシャウトアウト!ニガーズが今はイケてるんだ!Obamaが大統領になった今はな! (後ろでデイモン・ダッシュも「アーイ!」と相づち)

 

■スカルやデザイナーデニムのファッションなど、ファッションのトレンドセッターでもあるアナタが今注目しているデザイナーや流行は?

俺は着飾るのが好きなんだ。イカした服をスプラッシン(Splashin’)とか、スワグ・スプラッシン(Swagg Spalashin’)とか呼ぶんだけど、これはハーレムに育ったら自然に身につく感覚だろうな。ハスラー達を見て育ったりさ。

(Damon Dashが横から)7歳の頃からデーム・ダッシュとツルんでるとこういうことになるんだよ!すぐ隣に良い例がいたんだからな!

スカル(ドクロ)はな…俺達はいつか皆スカルになる訳だから、だったら今から慣れ親しんどいた方がいいだろ?これからもスカルは身に着けてくよ。好きなブランドなぁ・・・ルイ・ヴィトンのスカーフは好きだし、ジュエリーやデニムにもこだわってるよ。靴はナイキとかディンバーランドとかが好きだけど。色々だよ。だけどずっと好きで履き続けてるのはトゥルー・レリジョンのデニムかな。グッチもヴィトンも好きだけど、別にクールなシャツとか見つけたらKマート(庶民派スーパー)でも買うし、関係ねぇよ。

 

■Kマートで買い物するんですか!?

ああ、JCペニー(超庶民派ストア)でもな。冗談抜きで、好きなのがあったら着るし。

 

■今日の靴は?

これはナイキのブーツ。いいか、スワグ(Swagg)とファッションは全くの別物なだんだ。分かるか?スワグっていうのはモノの見方なんだ。もしお前がクールな人間なら、何を着ようと関係ナイんだよ。

 

■KマートやJCペニーで買ったアイテムでも関係なく着こなせる、と。

そうだよ、それでクラブに出向いたとしてもクールなヤツなら周りがヴェルサーチか、と見紛えるんだ。もしお前がそういう人間ならな。

 

■アナタもその一人、と。

もちろん。

 

■不景気な世の中ですが、成功し続ける鍵は何でしょう?アナタのボーラーとしての秘訣を教えていただければ。

ボーラーとしての秘訣な。。酒はいいかもな。この不景気じゃエンターテイメント業界も厳しいし、カネがなけりゃクラブにも行けないから、ハッパと酒を買って家でチルする、って方向に流れるだろうから。それにボーラーってのは馬鹿じゃない、きちんとカネの使い先を分かってる最も責任感のある連中なのさ。手に入ったカネをパーっと派手に使う前に、払わなきゃいけないものはきっちり払っておく必要があるし。そういうことを済ませた後で浮いたカネが2万ドル、とかあるならクラブでバラまいたりしてもいいんだろうけど。ハハッ。

 

■日本には来たことありますか?なければどんなイメージがありますか?

一度もないね。行きたいと思ってるよ。俺達が見たことのないようなデジタルなものとかテクノロジーとかガジェットが発達してるっていう話はよく聞くな。可愛いコも沢山いるっていうし。でも色々なところに行って、見た目や思ったよりも人はどこに行っても変わらないってことを知ったから、テクノロジーとかそういうのを抜きにしたらきっと居心地もいいんだろうと思ってるよ。だけどいいハッパが無けりゃ俺は行かないぜ(笑)!どれだけテクノロジーが発達してようと、ハッパが無けりゃ俺は行かねぇ!もしいいハッパがなけりゃあそれほど凄いテクノロジーも無い、ってことだ!

 

■これだけ名前も売れているのに今まで一度もオファーが無かったのですか?

俺達を呼びたいと思ってるヤツらはいるかもしれないけど、実際それを実現させることの出来るような、間に入るヤツらが及び腰じゃ話にならないこともあるしな。色々あるんだろうよ。俺達を相手にビジネスの話をするのに神経質になるとかさ。だけど怖がらないでいいんだぜ。このアルバムのプロモとかで是非初来日してみたいと思ってるけどな。俺は行くよ!

 

■日本のファンへメッセージをお願いします。

気にするな、すぐ日本に行くからな。

 

Co-operation: Sony Music

 

Jim Jones “Pray For Reign” on Amazon