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■3rd アルバム『Animalistic』のリリースおめでとうございます。何度目の来日になりますか?

ありがとう。オリジナルから数曲入れ替えたのよ。来日は2度目かしら。

 

■ショッピングには行きました?

昨日着いたばかりだから、お買い物は行けてないんだけど、ちょっと散歩してみたわ。

 

■感想は?

I Love It! 日本の女の子はファッションが素敵よね。

 

■お気に入りのブランドはありますか?

特にコレ!っていうのは無いけど、色んなテイストをMixさせる着こなしが大好きよ。

 

■Niveaのメディアデビューは、Mystikalにフィーチャーされた「Danger」でしたが、どういう経緯で?

偶然よ!冗談冗談。レーベルの人にフックを歌ってみろって言われたの。リリースされないハズだったのが、気が付いたらトップ10入り(笑)

 

■今でもMystikalとは親しいですか?

全然連絡取ってないのよ。元気かしらね。

 

■ニューアルバム『Animalistic』について聞かせてください。今作と前2作との最大の違いは?

そうねぇ。プロデュース全てを主人(The Dream)が担当したことかしらね。それによって、音に幅が出たと思うの。Hip Hop、ロック、ダンスミュージックと、とにかく多ジャンルのコンビネーションといえるんじゃないかな。私は昔から、色んなジャンルのトラックで歌いたいって思っていたから、実現できた今作は、ある意味私にとってのファーストアルバムよ。他人に指示されることなく、自分で希望を出して創った作品だからね。

 

■先にリリックを拝見したのですが、CDに入っていない曲も何曲かありましたね。

そうなのよ。収録予定だった曲の中に、コンセプトに合わないのがあったので、入れ替えたの。

 

■タイトル『Animalistic』にはどんなコンセプトが?

“自分らしさ”とか”リアル”を追求したときに、ベストな表現として浮かんだ言葉が”Animalistic”だったの。人間は本来、思ってることを口にしたり、気の向くままに行動したいハズでしょ。でも見境無くそういうことしちゃうと”動物的”って呼ばれちゃう。でも実際は、”動物的”こそ真の人間の姿なのよね。

 

■制作にはどれくらいかかりましたか?

主人(The Dream)は常に音を作ったり作詞したり忙しそうにしていたわ。どれくらいかかったのかしらね。長いようで短かった気がするわ。

 

■リードシングル「Watch It」ですが、”トラック”と呼ぶよりも”ビート”と呼ぶほうが相応しい感じがしたのですが。メロディーを引き出すのは大変だったのでは?

わかってくれる? 主人(The Dream)がこのトラックを初めて聴かせてくれたとき、「この音に何載せて歌うのよ!」って感じだったわ(笑)。でもすごく中毒的なビートで、聴き込んでいる内にメロディーが浮かんできたの。理由はわからないけど、モノ創りしているときって、そういう奇跡が起きるのよね。

 

■「Oh LaLa」もクラブバンガーなトラックで「Don’t Mess With My Man」に続くガールズアンセムになりそうですね。

この曲を聴くとPartyしたくなるでしょ! この曲でフィーチャーしているのは、主人(The Dream)なの。だからすごく楽しい一時だったわ。

 

■「Serious」では、元彼との別れた後のイザコザをリリックにしていますよね。誰もが一度は経験したことのある内容に共感する女性が多いと思うのですが。

そうなの!女性だけじゃなく、男性も共感できると思うわ。この曲も主人のアイディアなのよ。最初に曲のコンセプトを話し合ってたときに、お互いの実体験を出し合ったの。だから、私だけの経験じゃなく、彼の実体験も含まれた作品よ。

 

■リリックの中にMySpaceとありましたが、早速MySpaceの貴方のページを拝見しました。すごいアクセス数ですね。

すごく腹立たしい話なんだけど、あのページは私じゃないの。誰かが私に成りすましてページを創っているのよ。信じられる? キャリアをスタートさせた頃にレコーディングした音源が流出していたりして、本当に最悪よ。どこで手に入れたか知らないけど、私の赤ちゃんの頃の写真までアップされているのよ。とりあえず、法的手段を打つつもりだけど、他人に成りすますなんて病気よね。

 

■アルバム全体を通して、サウスのエッセンスを感じまくる内容だと思ったのですが、意図的にそうされたんですか?

そうね。サウスというか”ゲトー”な雰囲気でしょ(笑)。それがコンセプトの一部でもあるの。”自分らしく”、”リアル”で……ってね。地域的な括りにすると同じだけど、私の作品はよりPopでバウンシーじゃないかしら。

 

■ジョージア出身ということですが、サウスの音楽シーンの驚異的な盛り上がりについてはどう思われますか? 予想されていました?

そろそろ下火になっても良い頃よね。正直、こんなに流行るなんて思ってもいなかったし、といっても私には先見の明はないんだけど(笑)。私は”歌う”ことに集中しているから、方向性は主人に任せているの。今のサウスの音ってどれも同じに聴こえるわよね。リミックスなのか、フックなのか区別が付かないわ。いい加減、新しいことやって欲しいわよね。

 

■ご主人(The Dream)との出会いのきっかけは?

仕事を通して知り合ったの。セカンドアルバムのリードシングル「OK」をプロデュースしたのが全ての始まりよ。

 

■ご主人(The Dream)とお仕事されるのは、大変じゃありませんか?

そりゃ大変よ~(笑)。笑顔で仕事しているときもあれば、罵り合っているときもあるわ。でも、すごく良い状態を保っているし、彼(The Dream)のアイディアって最高なの!私はいつも斬新な音を求めていて、彼(The Dream)はその要求に応えてくれる。だから、他の人と仕事する気が起きないのよね。

 

■ご主人(The Dream)はどういう存在ですか?

主人であり、マネージャーであり、共同経営者で最高の恋人よ!

 

■今後の予定は?

日本リリースの後には、USリリースがあるし、忙しくなりそうね。プロモーションもしなきゃいけないし。あと、リアリティーショーも決まったのよ。”ニックとジェシカ”の黒人版よ。私たちの新婚生活を大公開しちゃうわ。

 

■美しさを保つために努力していることはありますか?

適度な睡眠と十分な水分補給ね。水分補給はスキンケアの基本でしょ

 

■”美”について影響を受けた人は?

Halle Berryは最高にゴージャスよね。憧れるわ

 

■音楽で影響を受けた人は?

音楽的には、Stevie WonderからMariah Careyまでたくさんのアーティストの影響を受けたと思うわ。でも、私に最大の影響を与えたのは、主人(The Dream)ね。

 

■日本のファンにメッセージを!

たくさんのサポートをありがとう!アルバム買ってね。是非ショーにも足を運んで欲しいわ。

 

Interview & Text : sassyism